大和科学のあさがおに関する質問回答の一覧です。

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Q&Aにない場合は当社のあさがお教材に関するものに限り、メールでの質問もお受けしています。

あさがおの写真の添付をお願いします。
あさがお全体が写っている写真のほか、葉っぱに異常が見られる場合などは、異常が見られる場所を大きく撮影した写真があるとよりお力になれると思います。

Q
種をまいた後、芽が出ません。
A
考えられる可能性がいくつかあります。
  • 1.種まきの時期が早すぎていませんか?

    地温が20度以上になるころが適切です。
    気温を目安にすると、25度以上の日が7日以上続く時期が最良です。
    「はなとやさいの土」を使用していて、クラスや学年単位で発芽しない場合は、低温が第一に考えられます。
    種をまいてから発芽するまでの期間、発芽に適した温度になっていないとあさがおは発芽せず、土の中で腐ってしまいます。

    種をまいた昼間が暖かくても、朝夜に冷え込んだり、寒い日が続くと発芽率が悪くなります。
    雨が降っても夜、地温が下がるので、種をまいてから3日間くらい雨が降らない日を選ぶとよいでしょう。
    お住まいの地域やその年の気温傾向によりますが、連休が終わった5月上旬~5月下旬頃が目安です。

    → 種のまき方のページを参照してください。

  • 2.種をまいた後、水やりの仕方は適切ですか?

    雨の日や土が湿っているときは水を与えないでください。 土の表面が乾いていたら、午前中に水をたっぷり与えてください。
    水を与えすぎると土の温度が下がることに加え、種が水浸しになって腐ってしまうことがあります。

    また水やりを忘れて土を乾燥させると、発芽しません。
    種をまいてから(一度湿らせてから)乾燥させると、発芽したくても皮が固くなって発芽できず、土の中で腐ってしまいます。
    うけざらを使用しているときでも平日、学校のあるときの水やりは、上から与えてください。

    → 水やりのページを参照してください。

  • 3.種のまき方は正しいですか?

    深く植えすぎると芽が地上に出る前に枯れてしまいます。

    浅く植えすぎても根が地上に出て枯れてしまったり、種の皮が双葉から外れず枯れてしまったりするので、できるだけ正しいまき方になるように、まいてください。

    → 種のまき方のページを参照してください。

  • 4.土に排水性、保水性、通気性がありますか?

    運動場の土などは排水性や通気性が無いので使用できません。
    発芽だけではなく今後の成長にも土は重要なので、適した土を使用してください。

    また、土は植木鉢いっぱいに入れてください。(はなとやさいの土なら1袋全部)
    発芽するだけなら半分くらいでも問題はないのですが、つるが伸びて根が張ると、土が足りなくなります。

    → 土づくりのページを参照してください。

  

Q
本葉が3~4枚の頃、花芽がつき葉の色が赤茶色(または黒)になってきました。
A
こやし切れです。下記のページを参照してください。
  • 種をまいたときに、こやしを置かなかったことが原因のこやし切れです。
    ダイワの「はなとやさいの土」を使用して、種をまくときには、こやしを必ず置いてください。

    こやし切れはすぐには元に戻らないので、対処方法を見てください。

    5月中であればこやし切れの対処をするよりも、再び種をまいて育てたほうが元気によく育ちます。

    → こやし切れの対処方法を参照してください。

Q
葉やつるはよく伸び立派に成長しましたが、なぜか花芽がつきません。
A
次のようなことが考えられます。
  • 1.栄養成長が盛んで、生殖成長に移行していない可能性があります。

    あさがおの成長には、葉をつけつるを伸ばす栄養成長と、花を咲かせ種を作る生殖成長とがあります。
    肥料を多く与えると、栄養成長が盛んになり、生殖成長に移行するのが遅くなることがあります。

    肥料には基本的に「窒素(葉やつるの成長に必要)、リン酸(花や実をつけるのを促す)、カリウム(根のはりを良くする)」の三大栄養素が含まれています。

    あさがおセットのこやしとは別に追加で肥料を与えた場合、窒素が多くなり、栄養成長が促進され立派に成長しているのに花芽がつかないことがあります。
    肥料を与えるのをやめ(置き肥してあれば取り除く)、今後水やりの時に受け皿を外して水を多く与えて肥料を洗い流すようにしましょう。
    葉が多く茂っているときに受け皿を外したままだと水切れを起こしやすいので、元に戻しましょう。

    リン酸肥料は実肥と呼ばれ、開花や結実を促進する肥料なのですが、一般的な肥料には少なからず窒素が配合されます。リン酸肥料のみを与えることは難しいので、花芽がつくまで肥料を与えないようにしましょう。

  • 2.何らかの理由で、生殖成長に移行していない可能性があります。

    よく伸びているつるの先を切る。(摘心という)
    傷つけられることにより、生命の危機を感じて子孫を残すために種を作ろうとすることがあります。(生殖成長への移行を促す)

  • 3.花芽をつけるのが遅い個体である可能性があります。

    1週間~2週間程度は誤差の範囲内です。
    花芽をつけたり、開花したりが早い個体もあります。

    大和科学(大阪府)で毎年育てているあさがおの傾向では、種まきから45日前後で早い花が開花しています。

    あさがおの生育に必要な条件がそろっていれば、遅くても7月を過ぎていれば花芽はついているはずです。※地域差があります

  • 4.突然変異種の可能性があります。

    あさがおはまれに、突然変異で奇妙な形の葉や茎、花になることがあります。
    江戸時代には、「変化朝顔」として品評会などがあったとか。

    変化朝顔は種をつけないことがあり、正常に育たないことも多いです。(つるが伸びない、本葉が出ない、花が咲かない)

    程度の差もさまざまなので、突然変異で「花が咲かない個体もある」可能性も心にとめておくべきでしょう。

  • 5.夜間照明が当たって短日にならない場合は、花芽がつきにくくなる場合があります。

    ダイワで扱っているあさがおは早咲きの品種改良種なので、短日性は薄く、照明の有無にかかわらず花芽がつくことがほとんどです。

    ただ、まれに先祖返りして原種に近い強い短日性を持つ個体が出現することがあります。
    もしも夜間照明が当たる場所で栽培していたら、当たらない場所に移してください。

Q
葉が黄色くなり、成長が止まってしまいました。
A
次のようなことが考えられます。
  • 1.水を切らすと葉が黄色く変色し、落葉します。

    あさがおの下の方(土に近い方)から順番に葉が黄色くなってきている場合は、水切れの可能性が高いです。

    気温が高い日や、朝顔の成長に伴って葉が多く茂ってきたとき、花芽がついたときなどは、十分水を与えてください。
    (あさがおが弱っているようなら液体肥料を通常の2~3倍に薄めて、しばらく水のかわりに与えてみてください)

  • 2.逆に土の水はけが悪い場合や水をやりすぎた場合も、根を傷めることがあります

    根を傷めたあさがおは土から水を十分吸い上げることができなくなり、強い日差しの元では、うけざらに水がたまっていても水切れを起こすことがあります。

    → 土づくりのページを参考にしてください。

    → 水やりのページを参考にしてください。

  • 3.温度が低すぎる場合も注意が必要です。

    あさがおの成長には20度以上の温度が必要です。とくに夜間10度以下になるような寒い場所には置かず、暖かい場所に移してください。

    地温や気温が低いと、極端に成長が悪くなります。

  • 4.ハダニなどの害虫が原因で、葉が黄色くなることがあります。。

    葉の汁を吸う害虫が多く発生すると、葉緑素を吸い取られて葉が黄色くなり枯れます。

    水切れとの見分け方は、「水切れは必ず、(土に近い)古い葉から順番に枯れる」です。

    (害虫)近年では、ハダニとアザミウマの被害をよく聞きます。

    ・ハダニ:葉脈を避けて葉緑素が抜ける。抜けた部分は茶色くなり、枯れていく。

    ・アザミウマ:葉の表面に黄色い点状の模様ができる。変色した部分は凸状になり、葉の裏を見ると虫食いの跡がある。
            被害が広がると葉が黄色く変色し、縮れたように見える。

    病害対策に特徴と写真をのせているので、見分けて対策してください。

    →病害対策のページを参照してください。

  • 5.病気で黄色くなることがあります。

    斑点性の病気などで、黒や褐色の斑紋の周囲から、黄色に変色することがあります。

    →病害対策のページを参照してください。