セットに入っているこやし(肥料)を早め早めに与えていただけますと、こやし切れになることはまず無いと思います。
でも 何らかの理由でこやし切れ状態がひどくなって、枯れてしまったら大変です。
できれば下の写真のときまでに対処していただければ、元気になってつるがのび、花が咲きます。
万が一、写真の様な状態までなってしまったら
- ○小さな本葉
- ○つるが伸びずに花芽がつく
- ○細い茎
- ○葉の色が赤茶色くなってくる
↑写真をクリックで大きな写真をご覧いただけます。
液体肥料(ハイポネックス・花工場など)を2000~3000倍(基準値の倍)に薄めて、水の代わりに与える。けっして濃い肥料をあげないでください、逆効果になります。
このような状態を人間に例えると、体力が大変弱っている状態です。このような時に栄養価の高い食べ物を食べると、お腹をこわしてしまって体力をよけいに使ってしまいます。
あさがおも同じで、このような状態で濃い肥料を与えると、逆に肥料あたりをおこしてしまいます。
だから適正値より薄い状態で与えることで、少しずつ元気をとりもどすように心がけてください。
こやし切れで発育状態が悪いと、あさがおが十分育たないうちに花芽をつけることがあります。
この場合は花芽を取ってください。
花芽がつくと花を咲かせるために栄養が取られ、つるの伸びが悪くなります。
1~2週間ほどしてあさがおが元気になったら、もう取らなくてもかまいません。
あさがおの花芽の写真(元気なときのもの)
※あさがおの花芽を取りすぎると、花の咲く時期が遅くなったり、数が少なくなったりします。
授業時間など考慮の上、調節してください。
少しずつ元気にしよう

薄めた液体肥料を水代わりに毎日与えることで、約1週間で写真のように元気になります。
葉の色が、ほとんど正常に戻りました。この状態までくるともう安心です。
でも、もう少し液体肥料を与えつづけてください。 下の写真は同じ日に種を植えた朝顔です。
比べると成長がかなり遅れているので、引き続き液体肥料を与えてもう少し追いつかせましょう。
液体肥料(ハイポネックス・花工場など)を1000~1500倍(基準値)に薄めて、水の代わりに与える。
1週間くらい続けましょう。
約2週間後

肥料を与えつづけて、約2週間で写真のようにつるがのびて元気になります。
この状態までくると大丈夫です。でも 水やりをちゃんと行わないと、水切れで枯れてしまいます。
今後は液体肥料をやめて、固形肥料(あさがおセットに入っていたもの)に切り替えてください。
あさがおも生き物ですから大切に育ててください。
今回の例では6月8日から薄めた液肥を与え、6月15日から通常濃度の液肥を与え、22日から固形肥料に切り替えました。
最後は7月11日の写真です。つるが元気いっぱいに伸び、花もたくさん咲いています。