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電流と電磁石 フットサル・ロボ IIを組み立てよう

うまく動かない!失敗例

1.電池の残量が少ない

 状態:左右には動くけど、前に進まない。モーターの回転がおそい。全く動かない。ピクピク動く。

 解決方法:電池を新しいものにかえる。

 


左右には動くから電池が残っていると思われがちですが、手づくりモーターを動かすには、左右回転用のモーターよりも大きな電流が必要です。
電池の残量がへると電流ちが下がってくるので、「左右には動くけど、前に進まない」という状態になります。

学校から持ち帰った電池は、授業での実験で残量が大きくへっていることがあります。
動かない場合、動きが悪い場合などは一度新しいかん電池にかえてみてください。(2本同時に、同じメーカーのマンガンかん電池にかえること)






2.200回まきコイルのエナメルがきれいにはがれていない

 状態:左右には動くけど、前に進まない。全く動かない。ピクピク動く。モーターが逆に回る。

 解決方法:配線のまちがいがないかかくにん。磁石の向きが説明書の通りかかくにん。電池の向きをかくにん。

 

「だいたいはがれた」「ほとんどはがれた」では不十分です。
エナメルが残っていると、そこからは電気が流れません。回路が止まってしまうので、手づくりモーターの動きも止まります。

左右に動くモーターは完成品で別回路なので、上記のえいきょうを受けずに動きます。

一度手づくりモーターをフットサル・ロボから外してみて、エナメルがきれいにはがれているか、たしかめてください。

「エナメルをきれいにけずる」の動画も参考にしてください。
ついでに、「けずった線をコイルにまきつける」もかくにんしましょう。まちがい、多いです。






3.配線まちがいで電流が逆向きに流れている

 状態:左右には動くけど、前に進まない。全く動かない。ピクピク動く。モーターが逆に回る。

 解決方法:配線のまちがいがないかかくにん。磁石の向きが説明書の通りかかくにん。電池の向きをかくにん。






4.グリスのつけすぎ

 状態:左右には動くけど、前に進まない。モーターの回転がおそい。全く動かない。ピクピク動く。

 解決方法:グリスをふき取る。まぁまぁきれいにふき取っても少し残るので、まぁまぁきれいにふき取りましょう。

ごまつぶくらいの量が適量 このくらいだと多い
  ごまつぶくらいの量が適量。   このくらいだと多い。

 ↓グリスをつけすぎた例

元々のグリスの固さ、温度、ホコリのつき具合などによっても変わるが、グリスが多いとベタベタがブレーキになってしまう。

グリスをつけないでいると、回転のまさつでブラシにあながあき、ブラシを使用できなくなる。






5.ブラシが変形している(開きすぎ)

 状態:左右には動くけど、前に進まない。モーターの回転がおそい。全く動かない。ピクピク動く。

 解決方法:ターミナルを差しこんだ状態で角度のかくにんをする。


ターミナルを差しこんだ状態で、正しい形になるようブラシの角度を調整する。

すき間が5mmくらいになると、開きすぎで接触不良になる

↓正しい角度の目安。

正しい角度の目安。わずかにすき間が開く

 






6.ブラシが変形している(くっつきすぎ)

 状態:左右には動くけど、モーターの回転がおそい。ピクピク動く。

 解決方法:ターミナルを差しこんだ状態で角度のかくにんをする。

ターミナルを差しこんだ状態で、正しい形になるようブラシの角度を調整する。

ブラシにすき間が無く、おし合っていると、モーターの回転をさまたげる。かた方はずしてみて、中央よりもはみ出すようなら、しまりすぎ。

 ↓正しい角度の目安。

正しい角度の目安。わずかにすき間が開く

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