種まき まとめ
❶ 1週間の天気予報を見て、発芽(4~7日)までの天候を調べておく。
あさがおの種まきは、地温が20度以上に安定してから行ってください。(気温の目安だと、最高気温が25度以上だとよく芽が出ます)
種をまいてから発芽までに雨や気温の低い日が続くと、芽が出ないまま土中で腐ってしまうおそれがあります。(雨が降ると地面の温度が下がります)
あさがおが天候不順などの理由で発芽しなかったときは、5月中であれば再び種まきを行ってください。
よく芽が出る環境
・種まきの日から3日以上雨が降らない。(雨が降ると夜、地面の温度が下がる)
・夕方に水やりをしない。(夜、地面の温度が下がる)
・種まきの日から1週間くらい気温が高い日が続く。(最低3日)
・日当たりの良い場所に植木鉢を置き、日中に地温を上げる。
・発芽するまで、土の表面を乾燥させない。
種にも個体差があります。
早く発芽する種は、4日くらいで芽を出します。
良い条件で早く発芽した苗の方が、悪い条件で遅く発芽した苗よりも後の成長が良いです。
❷ 種袋から 種、こやし(1)を取り出します。
こやし(2)はそのまま保管します。
❸ 指で深さ1.5cmほどの穴をあけ、種を一粒ずつまきます。
あさがお にっきの写真のように、種同士を離してまきます。あまり植木鉢のフチのほうにまかないように注意しましょう。
あまった種は学級園などにまいて育ててください。※
※あさがおは生き物なので、病気や害虫などで成長できなくなることもあります。
そういったトラブルが起きたときに学級園のあさがおを植え替えて、あさがおの観察を続ける助けにすることができます。
学級園でも、最初は地植えではなく育苗ポットに種を1粒ずつ植えると、植え替えしやすく根も傷めません。予備として使用しなかったときは、つるが出るころには地植えに植え替えましょう。
種まきについてはこちらの「あさがおの育て方:種まき」にも詳しくのせています。
❹ 種にやさしく土をかけます。
あさがおが芽を出しやすいように、やさしく土をかけましょう。
❺ 種から少し離してこやし(1)を置きます。
あさがおに水をあげるときに、ゆっくりと溶け出す肥料です。
こやしは必ず1袋分置いてください。発芽後に栄養不足で成長しにくくなります。
❻ 土の上からじょうろ(水まきキャップなど)で水をかけます。
水の勢いで種を流してしまわないように、優しく水をあげてください。
種まきはこれで終了です。
種は地温が18度~20度以上に安定してからまくようにしてください。
発芽は通常4日から1週間かかります。
水まきは朝、植木鉢の土の表面が乾いていたら行ってください。
毎日 水やりしなくていいの?
「つちの じゅんび」をきちんと行っていたら、毎日水やりはしない方がいいよ。※
「毎日水やり」が必要になるのは、「つるが出る」ころから。
つるが出るころから、あさがおは成長のために水がたくさん必要になるからね。
5月はまだ夏ほど気温が高くないから土から水が蒸発しにくいし。
水をあげすぎると、種や根が水浸しになってくさってしまうこともあるよ。
※環境や1回の水やりの量により、土の状況が変わるため、「朝土の表面が乾いていたら」を目安にしてください。
「つちの じゅんび」をしなかったときは?
「つちの じゅんび」を行わなかった場合は、土が十分にうるおっておらず、植木鉢の土の表面がすぐに乾いた状態になりやすい。
土の表面が乾いている状態では、種も乾いているかもしれない。
種の皮が水を吸ってやわらかくならないと、あさがおは種の中から芽や根を出せないからね。
とくに2~3日は毎日、お水をあげたほうがいいかもしれない。
「朝、植木鉢の土の表面が乾いていたら水をあげる」を、しっかり行おう。